どうして精密な最新採点は点数が低くなってしまうの?

最新の採点システムはすごい精密なものになっていて、いろいろなテクニックなどを使う必要がある、というのは当然の常識になっています。加えてたいていかなり低い点数がでて、70点台や80点台を頑張って出せるくらいで、90点台に行くためにはかなりの努力が必要な物も多くあります。

しかしなぜ、採点システムというのはこんなにも点数が出にくくなっているのでしょうか。昔の採点システムとどう変わっているのでしょうか。昔はもっと高得点が出ていたという人も多いですが、これはシステムが変わって厳しく採点するようになったからだと思われます。

例えば採点システムが昔のように簡単なものであり、100点も出やすいものだったらどうでしょうか。今のようにビブラートなどのテクニックや上手に聞かせるための方法というものを、評価できないようになってしまいます。100点を超えることになってしまうので、最初の基準点というのが低くなっていると考えたほうがいいでしょう。

昔は音程しか考えていなかったと言われているのですが、最近では音程もそうです音のタイミングもそうですし、他にもいろいろな部分でできるだけ人間が上手だと聞こえるような歌に対して評価をしていこうとしています。それがこぶしであるとかしゃくりといったようなもので、それらによって音程も変わってくるというわけです。

こぶしやビブラートと言った、人間が上手に聞こえるもの、そして抑揚などについても人間の耳には良いように聞こえるわけで、そういったものを採点しようとすると、どうしても点数の基準が非常に低くなってしまいます。そして低い基準の点数からどれだけ加点をしていけるのか?というような採点方式になっているのです。

ですから昔とは全然違ってきているので、点数が伸びなくなってきているというわけです。基準点というのが低くなっていて加点が難しいとなると、やはり点数は伸びないものです。点数を伸ばすにはプロでも難しいですし、最近の採点システムではまず100点を取ることは不可能になっている、と思ってください。ですから小さい積み重ねで点数を上げていくしかないのです。